資料形態 | 35mmマイクロフィルム 72リール |
請求記号 | M210 |
原本所蔵 | 東京大学総合図書館 |
製 作 | 雄松堂フィルム出版 |
内 容 | 渡辺霞亭(1864-1926)は尾張名古屋の出身で、若くして文才を発揮し学生時代より投書家として知られた。明治14年(1881年)の岐阜日日新聞記者を振り出しに、以後金城新報、燈新聞、東京朝日新聞、大阪朝日新聞と移り、続き物作者として活躍した。本名は勝であるが、別号として碧瑠璃園、緑園、春帆楼、黒法師などを名乗った。主たる作品として『大石内蔵助』、『渡辺崋山』、『後藤又兵衛』、『吉田松陰』、『渦巻』等の時代小説が挙げられるが、演劇脚本や劇評にも筆を振るった。 霞亭は一方で江戸時代文学の収集家としても知られ、演劇関係書を中心に良書を集めた。これが『霞亭文庫』である。大正15年(1926年)に東京大学の購入するところとなったが、これをマイクロ化したのが本コレクションである。全部で1,159点、2,032冊から成り、整理番号順に収録されている。 その内容は、1:御伽草子・舞の本(96点)、2:仮名草子(47点)、3:浮世草子(50点)、4:読本(7点)、5:洒落本(142点)、6:滑稽本(45点)、7:咄本(102点)、8:赤本・黒本・青本(25点)、9:黄表紙・合巻(105点)、10:浄瑠璃(223点)、11:歌舞伎(124点)、12:歌謡(41点)、13:その他(52点) となっている。 |
検 索 | 『マイクロフィルム版 霞亭文庫収録書目録』 による。 参考として文庫目録『東京大学総合図書館 霞亭文庫目録』(昭57 雄松堂書店)もあり。 |