陸奥宗光関係文書


資料形態35mmマイクロフィルム 13リール
請求記号M1239
原本所蔵国立国会図書館
編  集国立国会図書館
製  作ニチマイ(日本マイクロ写真)
内  容  陸奥は明治時代を代表しうる政治家・外交官の一人であるが、その生涯は波乱に富んだものと言えよう。弘化元年(1844年)に和歌山藩士の子として生まれ、坂本龍馬指揮下の海援隊員となり勤王運動に参加した。維新後は政府に出仕し、神奈川県令や兵庫県令などを歴任するも、1874年に薩長閥の専横に抗議して辞職。翌年元老院議官に就任するが、明治11年(1878年)立志社事件に関与したとして投獄、5年間入牢した。
 明治16年(1883年)赦免により出獄、3年余の外国留学の後外務省勤務となる。その後駐米公使、山県内閣農商務大臣(1890年)、衆議院議員(1892年)、伊藤内閣外務大臣(同)などを歴任し、イギリスとの不平等条約改訂・治外法権撤廃を成功させ、その協調をもとに日清戦争を外交面から支援した。これがいわゆる"陸奥外交"である。
 資料の大部分は昭和27年に陸奥家が国立国会図書館に寄贈したものである。内容は書翰と書類に大別され、陸奥宛書簡は伊藤博文、三条実美、山県有朋等の主要政治家60人以上にのぼり、書類は外交関係がほとんどを占める。
検  索国立国会図書館 編『陸奥宗光関係文書 目録 (憲政資料室目録第四)』(1966年)による
関連文献陸奥宗光『蹇蹇録』 岩波書店 1933
陸奥宗光『伯爵 陸奥宗光遺稿』 岩波書店 1929
Bentham, J.著 / 陸奥宗光 訳『利学正宗』 山東直砥 1883 他


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First drafted Sept. 11, 1997
Last revised May. 11, 1998