展覧会のご案内
「館蔵資料でたどる20世紀の歴史」展
主催 | : | 早稲田大学図書館 |
会期 | : | 2001年3月24日(土) 〜 4月24日(火)、4月8日・15日・22日は閉室 |
会場 | : | 早稲田大学総合学術情報センター 2階展示室 |
時間 | : | 10:00 〜 17:00 |
展示目録 (14kb PDF)
「館蔵資料でたどる20世紀の歴史」展
新世紀最初の卒業生を送り出し、新入生を迎える時期になりました。
いま、早稲田大学図書館の所蔵する資料によって、過ぎ去っていった20世紀を振り返ってみたいと思います。
よく言われることですが、20世紀は戦争の世紀であり、まさに激動の世紀であったといえます。二度の世界大戦、
ロシア革命からベルリンの壁崩壊にいたる、国家規模での大掛かりな実験ともいうべき社会主義の消長、朝鮮、ベトナム、
パレスチナやボスニアにおける民族紛争・・・・総じて、これほどまでに国家、民族といった概念・感情が強く意識された時代もかつてなかったことといえるでしょう。
そして、科学技術の著しい発展は、人々の生活をより豊かなものとしましたが、同時に、その歪みともいうべき、
環境破壊・地球温暖化など多くの問題点もあらわになってきました。
日本は日露戦争勝利の高揚のなかで20世紀を迎え、やがて全面戦争に突入してゆき、敗れ、そこから立ち上がって、
めざましい経済発展をとげたものの、いまは深刻な閉塞状況に陥っています。
歴史的な判断を下すには、あまりになまなましい20世紀ですが、新しい世紀を生きてゆく我々ひとりひとりに、
深い関係がある時代です。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。
2001年3月
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First drafted March 9, 2001
Last revised January 13, 2006