会期 | : | 2002年3月20日(水) 〜 5月2日(木) 日曜・祝日は閉室 |
会場 | : | 早稲田大学総合学術情報センター 2階展示室 |
時間 | : | 10:00 〜 17:00 |
描かれた生きものたち 今回の図書館企画展示は、江戸時代を中心として、さまざまな資料にあらわれる動物・植物の姿を追ってみました。花鳥風月という言葉に示されるように、古来、日本の文化は自然を愛で、自然の共生をむねとしてきました。 縄文時代以降、日本において、絶滅した動植物種がほとんどないという事実をみても、それがわかります。 花や木や鳥を描くのは大和絵の大きな特徴のひとつでした。しかし一方では、日本人はたいへん好奇心が強く、 外からきたものに対する受容性に富んだ民族でもあります。江戸時代後期以降、 たびたび象やライオンなどがやってきて見世物となり人気を博しました。 また長崎にもたらされたヨーロッパの書物の中に、日本にはいない動物・植物の姿を見つけた人々の素朴な驚きは、 そのまま探求心にみちた絵となって、今日にのこされています。 かわいらしい動物、おどろおどろしい動物、あやしげな想像上の動物をはじめとして、 それら古人の手になる生き物たちを、ランダムにならべてみました。さて、みなさんの気にいった絵はあるでしょうか ? 2002年 3月 |