展覧会のご案内

図書館企画展示
「異形のものたち −妖怪とお化けの世界」展
会期  :  2003年10月17日(金) 〜 11月6日(木)
但、会期中の日曜・祝日・10月21日(火)は閉室、10月19日(日)は開室
会場  :  早稲田大学総合学術情報センター 2階展示室
時間  :  10:00 〜 17:00


「大石兵六物語」より
  かつて夜は真に闇の世界であり、夕暮れは光と闇の狭間にあって人の顔も見分けられない文字どおり "たそがれ(誰ぞ彼)どき" でした。 そうした時間帯、心もとない気持ちで行き交う人々の前に現れたのが妖怪変化、幽霊といった "異形のものたち" です。彼らは時に恐ろしく、 時に滑稽に人を惑わしました。また、河童やウワバミ、龍といった、現代では絵空事としてかたづけられてしまうような想像上の動物たちもやはり "異形のもの" として喧伝され、 人々の記憶にとどめられてきました。

  今回の図書館企画展示では、江戸時代の小説や絵画を中心とした館蔵資料の中から、 そうしたさまざまな "異形のもの" たちにスポットをあてて紹介します。

  都会の夜空から天の川が消え、真の暗闇が失われた現代社会。行き場を失った "異形のものたち" はどこへ行ったのでしょうか。 秋風とともに夕暮れが日増しに早まるこの季節、どこかで見たような、ちょっと変わった人? 動物? たちに図書館で出会えるかもしれません。
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First drafted September 30, 2003
Last revised November 21, 2005