特別展示「早稲田の貴重書」

(協力:学生生活課)


「早稲田の貴重書」例品の一部
* 会期:1997年11月19日(水)〜27日(木)
       <23日(日)・24日(月)は閉室>


* 時間:午前10時〜午後5時


* 場所:早稲田大学総合学術情報センター2階展示室
       (新宿区西早稲田1−6−1)


* 主催:早稲田大学図書館・学生生活課


* 展示品:「ウィークリー」「Wact」で紹介された国宝・重文(複数)を含む貴重書類約50点を紹介する。


* 特別展示「早稲田の貴重書」に寄せて
早稲田大学図書館長 岡澤憲芙 

 書物は人類の叡智の結晶であり、人類の記憶の貯蔵庫でもあります。今日のわたしたちに遺されている本はどれも、貴重な文化財であり、得難い知識と思考の源泉です。知のパラダイムが刻々変化する現代にあっても、なお図書館が大学の心臓と呼ばれる由縁もそこにあります。
 早稲田大学図書館は、大学と同じ百十余年の歴史をもち、百八十万冊におよぶ蔵書をもっています。けれども、世界のなかの規模で見れば、そう古くもなく、またさほど大量の蔵書を誇っているというわけではありません。まだまだ、発展途上の図書館です。わたしたちが誇れるのは、初代図書館長市島春城先生以下、数多くの先輩たちが、この図書館の充実に心を砕き、幾多の良書、善本を蔵書のなかに加えてきたことでしょう。多くの先人の営々たる努力の上に、早稲田大学図書館の現在の姿があるのです。
 図書館では六年前、新中央図書館開館を記念して『館蔵資料図録』を刊行し、また、ここ数年来、学生部発行の「ウィークリー」、校友会発行の「Wact」などの誌上で、館蔵の貴重な図書の紹介をおこなってきました。今回、学生部の協賛を得て、それらで紹介したものを中心とし、早稲田大学図書館のもっている貴重書約五十点を一堂にならべて、みなさんの展観に供することといたしました。
 だれよりも若い学生諸君に、重要文化財をふくむこれらの貴重資料にふれていただき なにかを感じていただければと思っています。
1997年11月

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First drafted Nov. 13, 1997