「江戸・明治の広告」展 観覧者の感想

1997.5.16−30

○昔の絵は紙質・紙色がとてもよく、なつかしい気分になりました。

○とても興味深く見ました。けれどもただ展示してあるだけではつまらない。説明をつけてほしい。広告の内容、文章など。この時期にこのような広告はふつうの人にとってどれだけ印象をあたえたのかも知りたい。

○とても興味深く見ました。けれどもただ展示してあるだけではつまらない。説明をつけてほしい。広告の内容、文章など。この時期にこのような広告はふつうの人にとってどれだけ印象をあたえたのかも知りたい。
一文T


○昔の絵画はとても情ちょがあってすばらしかったです なかなか拝見できない物有り難とう御座居ました。

○歴史の資料集で見ていたものを、実物で、間近で見ることができて、新鮮な感じがしました。どの広告(展示品)も色も線もきれいだったと思います。僕は中でも、「舶来大象之譜」と「豹見世物引札」が気に入りました。
教育1年 M・N


○天野佑吉(?)先生のお話を、うかがいたいものです。
教育国文2年


○明治時代の方が、ある意味で色づかいのあわさが美しく表現されていると感じた。コンピュータグラフィックでもこれは表現しずらいと思う。このような浮き世絵の技術を継承したような表現が、その後のポスターや看板で見られなくなったのは残念である。大量生産では表現できない、このような色づかいの看板が見られたのは、私の世代では新鮮な感動であり、この方が若い世代の注意を引くことができるのではないかとも思った。
SFC 総政 T・K


○本来の僕の関心とはかけ離れた位置にある展示だったが、一方で個人的に新聞広告などに興味もあったのでつい足をとめた。広告はまさに多くの人の目にふれ、歴史をもっとも生々しく伝えるものだと考えてはいたのだが、今回新めてその感を深くした。これをまた自分の対象であるビザンツ中世史に生かしてゆきたい。
一文3年M


○おそらく描いた豊芳は初めて象を見たのだろう。にも かかわらず かなり正確に書いていて、彼が この生き物を写しとっている姿が目に浮かぶようだ。今と比べて、eco感覚などが少なかった(ほとんど無い?)この時代、ひたすら、新しい、素晴らしい、皆が欲しい、と思うような品々を 魅惑的に伝える、江戸、明治の広告は、今のものより、ずっと 素直で 私たちの心に直球で とびこんでくる。
一文2年 Y・F


○物の価値というものは、時代につれ人につれ移り変わってゆくものでありながら、江戸や明治の広告が現代に見事によみがえっている、つながっていると感じます。現在の日常を また新しい視点から見直してみるきっかけとなりました。
文研 Y・I


○明治独得のカラーは、見る者をハッとさせるものがあります。もう一つ感激したのは宝丹(寶丹)の看板雛形です。夏目漱石の作品「吾輩は猫である」の中で、寶丹の角を曲って 芸者に会うという設定がされているのですが、見覚えのあるお店を見つけたことは又違った喜びでした。ありがとうございました。

○江戸期のものと明治期のものとの色の違いがかなり濃く出ている点は印象的であった。かって西洋の画家が日本の浮世絵etcにあこがれたように、日本も原色をふんだん使いながら、ショッキング・ピンクのようなものをからめ合わせる、いかにも西洋的な色覚を用いているところは面白い。広告らしくちょっとしたおかしさがこもっているのも、影響を受けているように思えるのは考えすぎだろうか。
政経2年


○ナイスっす 名古屋人、シャチホコ好きは 昔からなのね。
二文3年 I


○以前から明治時代に興味がありました。それで のぞいてみたのですが、やはり来てよかったです。同じ日本なのに全く現代とはちがうと思いました。昔の日本の文化をもっと現代人も大切にしなくてはいけないと思ってます。(なかなか 難しいことですが。)自分たちの先祖が伝えてくれたことなのだから そういうものを もっと知りたいし、そういうことで、これからも このような催しをどんどん行ってほしい 。
一文3年 H


○全体的に、鮮やかな色彩の作品が多く、また、美容や美肌をうたったものが多かった。やはりターゲットはいつの時代も女性なのか、と思った。いわゆる現代のポスターと違うのは、微妙な色のニュアンスがあるところだと思う。今は、インパクトの強いポスターを皆が競って作っているが、だからこそ逆に、明治の時代に戻ってみるのも 味があって、よいのではないかと思う。

○見世物小屋の広告が良いです。豹や舶来の象の見世物なんて書いてありますが、実際実物を使ったのでしょうか? 非常に興味があります。それに 浅草観音の見世物「かいさいく」も良いです。絵で見ると、貝で細工するのが無理そうなものばかりです。本当のところはどうだったのでしょうか。知りたいところです。他には 幻像器の広告も気に入りました。どれもこれもインチキくさくてよかったです。

○色彩のセンスと構図の良さにひかれました。今の広告に欠けてる良さがあると思います。広告は身近にあるものなので、広告から見た、明治というものは 庶民の生活をすごく良く伝えるものなのだなあ、と感じました。おもしろかったです。

○何十色もの色刷りが可能なのですね。あざやかなコントラストが今では出ないなと思いました。出来れば、書いてある内容の細かい所が読めなかったので、ワープロか何かで起こしたものを横に貼っていただければと思いました。
国文 **


○−発見!
一文3年 T


○以前から この辺の時期の広告は好きだったので見にきました やはりよいですね 赤の色がとても綺麗だ.
一文3年 T


○昭和初期には生卵が贈答品に使われ、ボール箱にもみがらを入れ卵を並べた、その化粧箱のフタの図柄は 明治の木版を思わせる色鮮やかなもので旭日に雄どりをあしらったまことに美しいもので 病人の見舞いには最適と思った記憶がある。私の家は乾物、タバコを商っていたので色鮮かな鶏の極彩色模様などが眼底に残っている この広告展を見て五十年昔を思い出しました。
一文科目等履修生 T


○他人が集めないもの、とりこぼされるもの→ふだんみなれた広告、ビラ(特に有名どころのもの以外の)は、実は貴重な資料となりますね。おそるべし コレクター! みていても楽しい。しかし この木看板 収蔵するの大変ですね。

○どれも とても丁ねいに描かれていて キレイでした。見て(読んで)楽しめるものが多くて 現代のビラも、真似て欲しいぐらい。
一文3年 T


○実物が見られて感激です。紙や色づかいが、とても新鮮に感じました。私が気に入ったのはさくら香と、太物穀類荒物、です。あれほど、豪華かつ彩色鮮やかなビラが、正月に配られたら、なんともいい気分でしょうね。

○明治というととてもモダンなイメージがするけれど20sまではまだ図柄に「江戸」の香りがするようで意外だった。ポスト・カードもあったらいいですね。

○「都新聞」背景は隅田川の「都鳥」でしょうか はつきりして さつぱりした良いデザインだと思いました。「古着仕立物」の女学生は さつそうとして 伊勢崎 産地の意気ごみが感じられます
エクステンション受講生


○「小商標類」小さいので遠くて残念でした。

○図書館ボランティアをしたのでのぞきました。なかなか色がきれいでびっくりです。「チャリネ〜」がすごくかわいい。
一文1年 Y


○ちゃんとみました
社学3年 K


○母と見ました

○おもしろかったが量が少ない。もっと多くの作品を見たい

○現在は多くのカラー広告が出まわり、その色彩も非常に見事なものが多いのですが、ここに展示されたカラー広告の色あいは紙質のせいもあるのでしょうが、とても逆に新鮮な印象を受けました
政経 U


○今までこの展示室の存在じたい知らずに、今日初めてここに立ち寄りました。なかなかおもしろかったです
教育 K


○「男女色を白くする妙剤 テキメン水」には 笑いました。自由な発想で 広告やビラ 看板がつくられていたのにおどろきました。昔の方が逆にエネルギッシュだったのかもしれませんね。
商3年 K


○江戸時代のものが少ないせいでしょうか? 僕には、やはり、明治時代のものの方がカラフルで おもしろく感じられました。ここに展示されなかったものも見たくもありますので、是非、続・江戸、明治の広告展を開いていただきたいと思います。
法1年 S


○見事な展示物で驚きました。最近のもの以上にセンスがあり、素晴らしいものだと思いました。
昭36政OB


○「古着仕立物」にみられる自転車に乗る女学生の姿は、梶田半古描く『魔風恋風』の挿画にもみられ、当時とても好まれた図像であったようですネ。近年、「ハイカラさんが通る」でも採用されたようですが、明治30年代の浪漫主義の風潮をよく表わしていると思います。楽しい企画でした。


○「牛肉ケレー」って何なのでせうか、知りたいです。

○大正時代の広告展も見てみたいです。

○大変興味深い展示でした。会期を延長して下さって助かりました。(あやうく見逃すところだった)もっと沢山の資料が見たいです(展示品替えをして第2弾・第3弾をやってほしいです)
ニ文4年 W


○上に同じ! すごく面白かったです。明治あたりの広告って、何だか今のものよりずっと楽しげですね。それにしても、図録2100円は高価すぎます! ビンボ学生向けに、廉価版もつくって下さい。第2弾 まってます。
教育1年 女



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First drafted July 22, 1997