展覧会のご案内
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「挿絵−物語を彩るイメージの世界」
好評につき開催期間を6月21日まで延長!

  • 会期:2001年5月10日(木)〜6月21日(木)
      午前10時〜午後5時
      ※日曜日は閉室 ただし17日は開室
  • 会場:早稲田大学総合学術情報センター2階展示室
  • 主催:早稲田大学図書館
目録目録[準備中]






鈴木華邨画 (坪内逍遙「桐一葉」 春陽堂 明治29年(1896)刊より) 文庫14 D268

怨霊に怯える淀君は茶坊主を刺殺してしまう(画面左下)。なだめる大野修理。


「挿絵−物語を彩るイメージの世界」
早稲田大学図書館
小説をひもとくとき、誰もが、そこに描かれた挿絵によってさらなる想像力をかきたてられ、より深く物語の世界へと誘われてゆきます。古い時代からわが国では、「絵巻物」というジャンルが発達し、物語に挿絵はつきものでした。文章の合間に描かれた挿絵によって、読者は自分の知らない世界をあたかも目の前にしているように感じることができるのです。江戸時代の小説にも多くの挿絵が描かれ、中には今日のマンガのように、絵が中心となって、その余白に文章を入れた体裁のものも多く現われました。明治以後の小説でも、著名な画家が挿絵や口絵を描いて、作品世界に花を添えています。
 今回は、早稲田大学図書館が所蔵する近世・近代の小説の挿絵・口絵を展示します。その中には、滝沢馬琴『南総里見八犬伝』、坪内逍遙『当世書生気質』『牧の方』など、作者自身による挿絵の指定画といっためずらしい資料も含まれています。
 多くの皆様のご来場をお待ちしております。
2001年5月   





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First drafted May 10, 2001