第1部 第4章
明治の新聞


諸新聞売捌 安藤小政

東京日日新聞

 明治新政府は政策遂行上、積極的役割を果たした新聞には便宜と援助を提供し、相反する言論を掲げる新聞は徹底的に弾圧した。かくて新聞は急進主義、漸進主義の二派に対立し、前者は民権新聞、後者は官僚新聞と呼ばれるにいたった。民権新聞を代表したものは『朝野新聞』および『郵便報知』であり、官僚新聞は『東京日日』の一紙であった。『日新真事誌』は両派の意見を発表して中立を守った。かくて新聞は言論の黄金時代を現出していった。


大西新聞

大阪新聞

郵便報知新聞

朝野新聞

日新真事誌

寄笑新聞

有喜世新聞

風雅新聞

此花新聞

東京絵入新聞

国会

時事新報
 
團團珍聞
 

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