第2部 第4章
看板


東京日日新聞看板


都新聞看板

本方七度煎・除毒円・一方膏看板
 看板は取扱う商品や屋号を目立つように示した広告標識のことで、古くは「令義解」の開市令に、商人に標を立てることを義務づけた規定がみられる。種々の意匠をこらした工芸的な看板がつくられるようになったのは江戸時代以後のことで、暖簾と共に商人の誇りとして大事にされた。
 西垣文庫の蒐集品のなかから、明治時代のものと思われる看板をいつくか紹介しよう。

神薬・清龍丹看板

かまやもくさ看板

烏犀円看板

胃腸妙薬看板

開花紅梅香看板

ウルユス看板

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