和歌文学資料展



会期:1997年1月16日(木)〜18日(土)
時間:10時〜17時(18日は18時まで)
場所:早稲田大学総合学術情報センター2階展示室
主催:早稲田大学図書館
内容: 16日から18日まで、総合学術情報センター2階展示室において、「和歌文学資料展」が開催される。これは、18日午後1時半より小野記念講堂にて行われる和歌文学会例会に協賛した資料展である。
 本学図書館が近年収蔵した特別資料を中心に、個人蔵を加えた貴重書を展観に供する。内容は、源通親和歌懐紙・浜松中納言物語・甘露寺親長筆拾遺和歌集・続詞花和歌集(二部)・明月記(模本)・拾葉和歌集序・肖柏自筆十首和歌・桜井基佐和歌懐紙・遠忠三十番歌合など、中古・中世の和歌に関する自筆資料や写本類が中心だが、承安五節之図・宗祇肖像など、関連の絵画資料も出品される。監修は井上宗雄文学部特任教授。

列品目録
和歌文学資料展開催にあたって(早稲田大学図書館長 岡澤憲芙)
 この度、和歌文学会例会が早稲田大学で開催されるに際し、図書館の貴重資料などを展観に供せられないか、との要望がありました。図書館ではこれを承けて、今回の展示を企画することにいたしました。
 振り返れば、1992年6月にも、同様の展観が行われております。その折には、故藤平春男文学部教授のご退職を記念する意味合いも含めて、展示の内容を同教授の専門分野である藤原定家を中心するものといたしました。折りしも今年は、同様に井上宗雄文学部教授が定年退職をお迎えになる年に当たっており、今回はもう少し幅を拡げて、中古・中世の和歌を主たる内容とするものといたします。井上先生には、監修の役目をお引き受けいただき、展示内容の全からんことを期した次第です。
 出品資料は、近年、図書館で収蔵したものの中から、特に学術的価値の高い資料を中心に選定しております。また、数名の篤志家により、秘蔵資料をご提供いただき、展示に華を添えることができました。提供者に対し、厚く御礼を申し上げます。
 本展が、和歌文学会のご発展に些かなりとも資することができますならば、早稲田 大学図書館にとして、無上の喜びとするものであります。


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First drafted 1997
Last revised Jan. 17, 1997