早稲田大学図書館では1999年8月5日、ドイツのエルフルト大学図書館に対して、重複図書約1500冊を寄贈発送しました。これは、このほど東洋史学研究室を開設し、日本史の講座も設置する同大学からの要請に応えたもので、寄贈した図書のほとんどは故・荻野三七彦名誉教授(第9代図書館長)の旧蔵書です。
エルフルト大学はこれを記念し、寄贈された書籍に「荻野文庫」と命名するとのことです。今回の寄贈は、図書館の重複図書処理の一環として行ったものですが、海外における日本史研究に資するという点で資料が役立ち、ドイツでもたいへん喜ばれています。このように資料の有効活用のため、今後も図書館では重複資料の海外への寄贈を順次実施していく予定です。
参考:早稲田大学図書館からの図書寄贈の件を伝える、エルフルト大学のホームページ('99.8.17現在掲載中)
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