和蘭船図説


タイトル 和蘭船図説

著者/作者 林子平撰、富島傳吉梓刻

内容記述 請求記号:文庫08 A242 ; 製作・刊行年等:天明2年 ; 材質:色刷 ; 数量:一軸 ; 大きさ:64×57 ; 解説文:林子平(1738〜93)には,天明2年と寛政2年に板刻された2種類の,色刷1枚物の和蘭船図がある。本図は,その天明2年の図である。子平は,江戸,長崎に数度の遊学をし,蝦夷にも渡ったと伝えられている。その間に,蘭学者と交わり,また,オランダ商館長フエートらから国際情勢,世界地理などについての詳細な知識を得,わが国の海防の必要を痛感し,「海国兵談」著述の構想を得た。天明2年,3回目の長崎遊学の際,著述に備え,蘭船を実検し,その成果を「蘭船の図」として板刻,船図上部余白に解説を記して,一般人の啓蒙を図った。「海国兵談」の刊行は天明6年,上巻のみを刊行して,その後は刻費不足のため中断している。刻費捻出のため,子平は,刊行に要する費用の詳細を「海国兵談」上巻巻末に記載して下巻の予約募集を行い,また,寛政2年には「蘭船の図」を再刻して銀三文で頒布した。この経緯は,本図下部に大槻如電によって記されている。 ;

キーワード 洋学文庫

公開者
(出版者)
早稲田大学図書館

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