杉田玄白肖像


タイトル 杉田玄白肖像

著者/作者 石川大浪画

内容記述 請求記号:文庫08 A252 ; 解説文:文化9年正月、80歳を迎えた杉田玄白(1733-1817)の像。「蘭学事始」刊本掲載肖像の原画である。賛は玄白、「荏苒(じんぜん)太平の世に、無事天真を保つ、復是れ烟霞改まり、閑かに八十の春を迎う」と書している。画家の石川大浪(1765-1817)は名を乗加(のりまさ)といい、旗本、大番組頭を務めた。狩野派を学んだが、蘭書の挿絵銅版画などから洋風画に親しみ、弟孟高(もうこう)と共に蘭学者の依頼に応えて写生的な解剖図や彼らの肖像画を描き、わが国の洋画史上先駆的な功績を残す。大槻玄沢の「蘭●摘芳」「●録」等は彼の挿絵である。(洋学者相撲見立番付では前頭西17枚目に記載されている。)本図は西洋画法を加味した肖像画の力作として高く評価される。重要文化財。

キーワード 洋学文庫

公開者
(出版者)
早稲田大学図書館

関連情報URL 精細画像(PDF)

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