図書館では、来る11月5日からWINEシステムを更新します。現在のシステムは、IBM社のDOBIS/LIBISシステムを基本に本学図書館で日本語機能付加し、1987年から運用してきたものですが、操作性などの点において近年の情報システムの発達に必ずしも対応できなくなっていました。そのため、今年末のホストコンピュータの更新を機に、情報ネットワークへの対応を可能とし、また利用者にとって使いやすいシステムへのバージョンアップを検討してきました。その結果、日本IBM社の協力を得て、アメリカのイノベイティブ・インターフェイス社が提供するINNOPACシステムを採用し、日本語対応機能を付加することにしました。
INNOPACシステムの導入は、日本では当館が初めてですが、欧米をはじめ、中国、台湾、シンガポールなどの漢字圏の図書館を含む600以上の大学図書館や研究機関で既に導入されています。
更新後のWINEシステムの主な変更点は以下のとおりです。
- インターネット上において、これまでのようにTELNET経由ではなくWWW対応となりますので、館外からも接続しやすくなります。原則的には24時間接続が可能となります。
- 館内端末も、機能は限定されますがWWW対応となり、今後は目録データベースだけでなく全文データベース、画像データベースとのリンクも可能になる見込みです。
- 検索方法は、現行のようなコマンド式ではなく、画面上に用意された種々のボタン、アイコン(絵表示)、メニューなどをマウスで操作したり、決められたボックス内に検索語を入力する方式となります。
- 日本語図書の検索がローマ字でも可能となります。 その他の機能、今までと変更される点については順次広報いたしますので、掲示、広報物、ホームページなどにご注意ください。
以 上