日本近代文学会大会開催記念

井伏鱒二展






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会期:

1999年5月21日(金)〜5月27日(木)

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時間:

10:00〜17:00 (20日(土)のみ19時迄開室)

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場所:

早稲田大学学術情報センター2階展示室

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主催:

早稲田大学図書館

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観覧者の声

      



 故・井伏鱒二氏は、近代日本文学におけるきわめて大きな存在です。
 いまさらあらためて言うまでもありませんが、大正八年(一九一九)、早稲田大学文学部仏文科一年のとき、郷里で書いた習作の短編(そのなかには、のちに「山椒魚」と改題される「幽閉」もふくまれていました)を、親しかった級友青木南八に送ったころから数えると、なんと七○年以上の期間、たゆみない創作を続けています。その創作活動期間の長さだけでも驚異です。
 大正の末から昭和のはじめにかけて文壇に出て以来、井伏さんはつねに第一線にあって、ここに展示されている数々の本を、つぎつぎと世におくりました。
 ここに展示した書物、原稿のほとんどは、昭和六十年ごろ、井伏さんご自身から母校である早稲田大学に寄贈されたものです。いまは、当図書館に置かれた「稲門ライブラリー」のなかの、たいへん貴重なコレクションの一つとなっています。
 井伏さんはしばしば、大学時代のこと、さらに早稲田界隈で過ごした青年期のことを、なつかしい筆致で作品のなかに書いています。いつまでも早稲田人の心にのこる稲門作家、それが井伏鱒二である、ということができると思います。
 このたび、日本近代文学会の早稲田大学での開催を記念して、この展示を構成しました。どうぞごゆっくり井伏文学の世界をお楽しみ下さい。

*関連ページ;「牛込鶴巻町」原稿/井伏鱒二



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First drafted May. 21, 1999
Last revisid July.8, 1999